The Dreamer vol.2 Book Size: 230 x 297 mm Pages: 28p Publication Date: 2018/8 Limited Edition: 500 この冊子はオーストラリアの山奥、自然に囲まれ現代社会の端で生きる人々を 2016年半ばより撮影しはじめた私家版シリーズの第二号です。 写真を通して伝えることが出来る“愛” というものについて自問を繰り返した先に行き着いた小さな村。 そこで出会った人々は僕のいままでの常識を全て覆すほどに個性的で、社会から外れていて、お金もなければ家もない人ばかりだけど、それでも皆これまでに見たことが無い程自信に満ちていて、思い切り自分のやりたいことや夢を追いかけているように感じた。 あるいは突拍子もない信念をひたすら貫き、夢を見続ける彼らの不思議な輝きに満ちた表情は、誰もが子供のころに抱いていた純粋でいて根拠のない自信を感じさせるものだった。“大人”になるにつれて薄らいでいくはずのそれを宿したまま生きるその姿は圧倒的な人間らしさを内包していた。 “個”としての人間の多様さを前に、たまたま通りかかったこの村で心から写真を撮りたいと思った。 同時に写真こそが、これまでの社会生活のおよそ全てが意味をなさないこの場所で、自分自身を表現する唯一の方法だった。 空き地に停めた車で生活をしながら、ただただ村に居座り続け数ヶ月が経ったあるとき、いつもと同じ空気のなかで、 「おまえはどういう人間なんだ」誰ともなくそう問いかけられている気がして嬉しかった。 「写真をやっている、あとはみんなと同じだ」 真っ当な人生、正しい生き方？ そんな疑問とともに、彼らのポートレートを通じて、短い人生において"自由"であることの一つの形を見る写真集です。 ------------------------------------------------------------------------------ This book is the second volume of the self published series "The Dreamer". Ongoing project started in 2016 in Nimbin Australia, a small town located among the mountains where I wondered into and initially spent 8 months living in a van. A unique place often regarded as hippie town where most people, including travellers flowing in and out everyday, seem to have chosen not to live a ‘standard life’. I was struck by the uniqueness of each individual. I was fascinated by the amount of confidence and pureness that shine in their eyes. It was the raw humanness I felt that they keep alive in the nature, away from rules without role models. I saw in it something that we all once had in our childhood, perhaps dropped and lost at some point on the way to becoming an adult.

The Dreamer vol.1 Book Size: 230 x 297 mm Pages: 28p Publication Date: 2018/3 Limited Edition: 500 この冊子はオーストラリアの山奥、自然に囲まれ現代社会の端で生きる人々を 2016年半ばより撮影しはじめた私家版シリーズの創刊号です。 写真を通して伝えることが出来る“愛” というものについて自問を繰り返した先に行き着いた小さな村。 そこで出会った人々は僕のいままでの常識を全て覆すほどに個性的で、社会から外れていて、お金もなければ家もない人ばかりだけど、それでも皆これまでに見たことが無い程自信に満ちていて、思い切り自分のやりたいことや夢を追いかけているように感じた。 あるいは突拍子もない信念をひたすら貫き、夢を見続ける彼らの不思議な輝きに満ちた表情は、誰もが子供のころに抱いていた純粋でいて根拠のない自信を感じさせるものだった。“大人”になるにつれて薄らいでいくはずのそれを宿したまま生きるその姿は圧倒的な人間らしさを内包していた。 “個”としての人間の多様さを前に、たまたま通りかかったこの村で心から写真を撮りたいと思った。 同時に写真こそが、これまでの社会生活のおよそ全てが意味をなさないこの場所で、自分自身を表現する唯一の方法だった。 空き地に停めた車で生活をしながら、ただただ村に居座り続け数ヶ月が経ったあるとき、いつもと同じ空気のなかで、 「おまえはどういう人間なんだ」誰ともなくそう問いかけられている気がして嬉しかった。 「写真をやっている、あとはみんなと同じだ」 真っ当な人生、正しい生き方？ そんな疑問とともに、彼らのポートレートを通じて、短い人生において"自由"であることの一つの形を見る写真集です。 ------------------------------------------------------------------------------ This book is the first volume of the self published series "The Dreamer". Ongoing project started in 2016 in Nimbin Australia, a small town located among the mountains where I wondered into and initially spent 8 months living in a van. A unique place often regarded as hippie town where most people, including travellers flowing in and out everyday, seem to have chosen not to live a ‘standard life’. I was struck by the uniqueness of each individual. I was fascinated by the amount of confidence and pureness that shine in their eyes. It was the raw humanness I felt that they keep alive in the nature, away from rules without role models. I saw in it something that we all once had in our childhood, perhaps dropped and lost at some point on the way to becoming an adult.